ポジティブ政治心理学国際セミナーの第2回を開催します。
今回は、ヴィクトリア大学ウェリントン校のアーサー・グライムス教授にオンラインで講演していただきます。アーサー・グライムス教授は、ニュージーランド準備銀行の理事、
ニュージーランド金融市場庁の理事を歴任した経済博士で、経済福祉の分野で数々の賞を受賞しています。「インフレーションターゲット」の分野の世界的権威で、
ウェルビーイングを具体的な政策に落とし込むための研究をされており、ニュージーランドでは、国レベルでも重要な貢献をされています。
また、メルボルン大学でウェルビーング科学について研究されているアーロン・ジャルダン准教授にご討論いただき、
本プロジェクト構成員からのコメントも予定しています。
貴重な機会ですので、多くの方々が参加してくださることを願っております。
2022年7月13日に開催されたポジティブ政治心理学セミナー
ウェルネス、公正、高価値観――共通善のための心理社会財("Wellness, Fairness, and Worthness:Psychosocial Goods for the Common Good")の内容を収録しています。
張暁芳(訳)、小林正弥、水島治郎、石戸光(監訳)
■基調講演 アイザック・プリレルテンスキー(マイアミ大学教授) ■質疑応答 島津明人(慶應義塾大学教授)、小林正弥(千葉大学教授)
2022年12月8日、小林正弥教授、石戸光教授、水島治郎教授、そして大学院人文公共学府博士後期課程在籍の石川裕貴氏による共同論文「コロナ禍の日本における心理的健康格差の多次元的ダイナミクス--社会経 済的・倫理政治的要因における公正・正義」が 国際学術誌『Environmental Research and Public Health』に掲載されました。
千葉大学大学院社会科学研究院の小林正弥教授らの研究グループは、 国際高等研究基幹研究支援プログラム「公正社会研究」 (研究代表者:水島治郎)で、 コロナ禍におけるウェルビーイングなどについて2回のオンライン調査を行い、 先行調査とあわせ3回の調査を通じてWBが一貫して下落するとともに、精神状態と価値観が両極化し、 他方、正義・公正がウェルビーイングに好影響をもたらしているということを見出しました。 本研究成果は、石戸光・水島治郎・張暁芳編『アフターコロナの公正社会――学際的探究の最前線』 (明石書店、2022年)の第5章「コロナ禍における幸福度と公正――ポジティブ心理学からの考察」に掲載されました。
■論文閲覧:こちらより「公正社会のビジョン」の姉妹編「アフターコロナの公正社会」が2022年4月11日明石書店より刊行されました。 コロナ後に「公正な社会」を展望することは可能なのか? 本書では、国内外の研究者が、政治・経済・歴史・哲学および文化面を組み合わせながら探究しています。
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千葉大学の本棚で紹介されました。こちらも是非ご覧ください。
当プロジェクトの紹介動画です。
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千葉大学人文公共学府と上海大学外国語学院は、共催で国際シンポジウムを開催し、公正社会研究は協賛します。 シンポジウムでは、言語学、教育学、文学、社会学、政治学などの研究者が最新の研究成果を発表し、 日本語教育と日本文学研究について学際的に議論します。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
■日時:2023年3月4日(土)13:30-18:30(日本時間) ■形式:ハイブリッド形式 対面(上海大学) 及び オンラインZOOM ■アジェンダ: 【開会挨拶】尚 新 院長(上海大学外国語学院英語科教授) 山田 賢 副学長/学府長(千葉大学大学院人文公共学府教授) 【趣旨説明】趙 瑩波 主任(上海大学外国語学院日本語科教授) 【研究報告➀】発表:王 潔(上海大学外国語学院日本語科修士課程) 大江健三郎と莫言の文学に関する比較研究 ―『万延元年のフットボール』と『豊乳肥臀』を中心に― コメント:山崎 和(千葉大学大学院人文公共学府博士後期課程) 【研究報告②】発表:中山 新也(千葉大学大学院人文公共学府 博士後期課程) 大岡昇平『レイテ戦記』における戦争の構造 コメント:孫 若聖(上海大学外国語学院日本語科准教授) 【研究報告③】発表:施 贇云(上海大学外国語学院日本語科修士課程) 近代における中日の農村児童教育に関する比較研究 ―宮澤賢治と陶行知の教育実践活動を例として― コメント:重永 楽(千葉大学大学院人文公共学府博士後期課程) 【研究報告④】発表:堀内 京(千葉大学大学院人文公共学府非常勤講師) 改稿された〈郷土〉 ―川端康成『雪国』の生成― コメント:王頎(上海大学外国語学院日本語科准教授) 【研究報告総括】大原 祐治(千葉大学大学院人文公共学府教授) 【交流懇親会】 【閉会の辞】唐 青葉 副院長(上海大学外国語学院英語科教授) 水島 治郎 学府長代理(千葉大学大学院人文公共学府教授) ■【総合司会】廖 瑞平(上海大学外国語学院) ■【研究報告司会】坂本 秀幸 張 永嬌(上海大学外国語学院) ■主催:千葉大学人文公共学府・上海大学外国語学院 ■協賛:千葉大学公正社会研究・上海大学日本語科 ■協力:上海大学東亜研究センター・上海大学日本研究交流センター ■言語:日本語 (中国語への通訳あり) ■ZOOM:こちらよりオランダでは、21世紀に入るころから福祉改革が進展し、最近では、福祉サービスのデジタル化が急速に進んでいます。 そんな中、AIを利用した不正摘発システムで、児童手当の不正受給者として、移民系住民が選別されるケースが相次いでいます。 もともとあった移民系に対する偏見、AIが増幅していないか? 毎日新聞に水島治郎教授のコメントが掲載されました。是非ご覧ください。 ■記事閲覧:こちらより