連続ウェブ・セミナー「新型コロナウィルスと中東」第4回「湾岸アラブ諸国と国際移民――コロナ禍は転換点となるか?」開催のご案内(8月2日配信)
連続ウェブ・セミナー「新型コロナウィルスと中東」
第4回 「湾岸アラブ諸国と国際移民――コロナ禍は転換点となるか?」
司会:酒井啓子(千葉大学)
- 登壇者・テーマ:
- 松尾昌樹(宇都宮大学)
「アジアにおける移民現象における湾岸アラブ諸国の位置付け」 - 堀拔功二(日本エネルギー経済研究所))
「湾岸アラブ諸国におけるコロナ禍の状況」 - 石井正子(立教大学)
「湾岸アラブ諸国で働くフィリピン人:コロナ禍の影響」 - 児玉由佳(アジア経済研究所)
「エチオピアから中東諸国への移民の移動:家事労働者を中心に」
9/7追記
ウェビナーの動画を掲載しました。
開催日時:2020年9月3日(木)15:00~17:00
開催場所:zoomを利用したオンライン開催
共催: 新学術領域研究「グローバル関係学」
日本エネルギー経済研究所中東研究センター
東京大学中東地域研究センター(UTCMES)
*8月31日までに、下記のフォームから参加登録をお願いいたします。登録を頂いた方宛に、担当者よりzoomウェビナーへの参加手続き情報をお送りいたします。
参加申し込みフォーム(Googleフォーム)
https://forms.gle/CfqLg2SPwPnoLWYg8
【趣旨】
湾岸アラブ諸国は、莫大な石油輸出収入で多くの移民を引きつけ、今世紀に入ってついにアジア・アフリカ最大の移民受入地域に成長した。コロナ禍の影響により、多くの移民が湾岸アラブ諸国を脱出、あるいは追い出されており、政治・経済・社会における転換点となる可能性が指摘されている。移民の帰国が引き起こす湾岸アラブ諸国の労働市場への影響、出稼ぎ労働者からの送金に依存していた移民送り出し国への経済的影響、それらが引き起こすグローバルな移民社会の変動について、湾岸アラブ諸国、フィリピン人移民、エチオピア人移民を題材に考える。
* * *
「中東木曜フォーラム」では、新学術領域研究「グローバル関係学」、日本エネルギー経済研究所中東研究センター、東京大学中東地域研究センター(UTCMES)とともに、オンラインで中東に関わる人たちをつなぎ、コロナ禍の中東をどうとらえ、どう向き合うかについて考える連続ウェブ・セミナー(ウェビナー)を実施します。
かつて中世イタリアの作家、ボッカッチョは、ペスト蔓延のなかの「外出禁止」を慰す物語として、デカメロンを書きました。現地に行けない分、現地の声や出来事に耳を傾け、考える時間はたっぷりあるのではないでしょうか。
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、東京では毎日多くの感染者が確認されています。この時代を反映し、中東木曜フォーラムでもZoomを用いたウェビナー形式で勉強会を実施します。不慣れなところもあるとは思いますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
連絡・お問い合わせは、
千葉大学・グローバル関係融合研究センター内事務局
E-mail: glblcrss@chiba
-u.jp
関連研究計画:計画研究B01