連続ウェブ・セミナー「新型コロナウィルスと中東」第3回「中東の『with コロナ』新時代を展望する:パレスチナ/イスラエルの現場から」開催のご案内(7月10日配信)

連続ウェブ・セミナー「新型コロナウィルスと中東」
第3回 「中東の『with コロナ』新時代を展望する:
パレスチナ/イスラエルの現場から」

司会:酒井啓子(千葉大学)

登壇者・テーマ:
内藤徹(「エルサレムで学び会う場」主宰)
 「対話型勉強会を通した活動とCOVID-19の情報交換の事例」
オトマズギン順子(翻訳家・イスラエル/パレスチナ社会事情専門家・
          エルサレム在住)
 「イスラエルとパレスチナにおけるCOVID-19の感染拡大の概観と展望」
中島希(NGOパレスチナ子どものキャンペーン駐在員・エルサレム在住)
 「COVID-19感染拡大後の国際支援のあり方に関する課題の共有と展望」

開催日時:2020年7月23日(木)17:00~19:00
開催場所:zoomを利用したオンライン開催

共催: 新学術領域研究「グローバル関係学」
日本エネルギー経済研究所中東研究センター
東京大学中東地域研究センター(UTCMES)

*下記のフォームから参加登録をお願いいたします(開催前日までの登録を推奨・zoomウェビナー)。

参加申し込みフォーム(Googleフォーム)
https://forms.gle/kF8T5MomRrX9pBfb9

【趣旨】
コロナウイルス感染の第二波が、イスラエルとパレスチナを襲っている。外国人旅行客や日本からの帰国者(ダイヤモンド・プリンセス乗船者)によって初めての感染が確認されてから、町全体のロックダウンを含めた厳しい対応で臨んできたイスラエルと、パレスチナ人自身の手による前例のない移動規制を敷いてきたパレスチナでは、5月の上旬には感染拡大をほぼ押さえ込んだかのように見えた。しかしながら、7月に入ると再びの感染拡大が発生し、両社会は大きな不安のなかにある。地域を横断したCOVID-19への対策で協力が求められる両者のあいだには、ネタニヤフ政権が推進する西岸併合政策が対立軸として横たわる。
第3回ウェブ・セミナー「中東の『withコロナ』新時代を展望する:パレスチナ/イスラエルの現場から」では、この二つの社会の交錯点であるエルサレムから3人の登壇者を招き、実体験を含めて中東の「withコロナ」新時代を展望する。

* * *

「中東木曜フォーラム」では、新学術領域研究「グローバル関係学」、日本エネルギー経済研究所中東研究センター、東京大学中東地域研究センター(UTCMES)とともに、オンラインで中東に関わる人たちをつなぎ、コロナ禍の中東をどうとらえ、どう向き合うかについて考える連続ウェブ・セミナー(ウェビナー)を実施します。
かつて中世イタリアの作家、ボッカッチョは、ペスト蔓延のなかの「外出禁止」を慰す物語として、デカメロンを書きました。現地に行けない分、現地の声や出来事に耳を傾け、考える時間はたっぷりあるのではないでしょうか。
ウェビナー開催の経験がまだ浅く、不慣れなところもあるとは思いますが、なにとぞよろしくお願いいたします。


連絡・お問い合わせは、
鈴木啓之 SUZUKI Hiroyuki (Ph.D.)
東京大学スルタン・カブース・グローバル中東研究寄付講座特任准教授
Project Associate Professor, The Sultan Qaboos Chair in Middle Eastern
Studies, The University of Tokyo
E-mail: c-hsuzuki87@g.ecc.u-tokyo. ac.jp

関連研究計画:総括班