緊急ウェビナー「今、イスラエル/パレスチナで何が起きているのか」開催のお知らせ(4月17日配信)

緊急ウェビナー「今、イスラエル/パレスチナで何が起きているのか」
How to understand the current situation in Palestine/Israel:

◆趣旨:
 2023年1月に、レヴィン・イスラエル法相が国会の司法への介入を認める司法改革法案を発表して以降、イスラエル国内ではそれに対する反対デモが続いている。法案への反対は、法曹関係者からのみにとどまらず、官僚、経済界、さらには軍・治安関係者からも広く上げられ、デモは数十万単位の参加者が広範に毎週各地で集まり痛烈な政府批判を展開するという、前代未聞の事態が起きている。
 他方、ラマダン中となる4月5日には、エルサレムのアクサー・モスクでイスラエルの警察とパレスチナ住民が衝突、パレスチナ人数百名の逮捕やイスラエル警察によるガザ、西岸住民に対する銃撃事件などもあり、緊張が高まっている。一方でこれに呼応してガザ、レバノン南部からはイスラエル向けにロケット弾が発射され、イスラエル側が空爆で反撃、さらにはシリアとの応酬もあって、周辺地域への波及も懸念されている。
 こうしたイスラエル/パレスチナ情勢の急速な緊迫化の背景には、何があるのだろうか。現地ではいったい、どのような動きがあり、人々はどのように対応しているのだろうか。「史上最も右派的」と言われたネタニヤフ政権は、今後どのような政策を展開するのだろうか。
 今回の企画では、急展開を見せるイスラエル/パレスチナ情勢について、現地からのビビッドな報告を含めて、3人の専門家にお話しいただきます。

◆日時:2023年4月28日(金)19:00~21:00(日本時間)
◆会場:zoomによるオンライン
◆参加登録:4月27日(木)までに以下のURLからご登録をお願いいたします。
 https://forms.gle/DuJ9tVMq8jv22RCo8

◆登壇者・報告内容:

  1. オトマズギン順子(翻訳家・イスラエル/パレスチナ社会事情専門家・エルサレム在住)
     「法改革をめぐる民衆の抵抗運動とネタニヤフ現政権内の極右政治家たち」
  2. 立山良司 (防衛大学校名誉教授)
     「司法制度改革問題が明らかにしたイスラエルの矛盾」
  3. 鈴木啓之(東京大学中東地域研究センター[UTCMES])
     「パレスチナ関連の動きについて」

◆主催:科研費基盤研究(A)「空間・暴力・共振性から見た中東の路上抗議運動とネイション再考:アジア、米との比較」(21H04387、研究代表者:酒井啓子)

◆問合せ:千葉大学・グローバル関係融合研究センター
E-mail: glblcrss*chiba -u.jp(*を@に代えてご利用ください)