緊急ワークショップ「『アラブの春』再来?――スーダン、レバノン、そしてイラク」開催のご案内 (11月15日配信)

緊急ワークショップ
アラブの春再来?――スーダン、レバノン、そしてイラク

 2019年4月、前年末から反政府抗議デモが高揚していたスーダンで、30年間にわたり権力を独占してきたバシール政権が倒れた。半年後の10月1日、イラクの首都バグダードで数千人の若者が反政府デモを開始、以降数百万の群衆が首都中心のタハリール広場を占拠して治安部隊と衝突を続けている。同じ頃、レバノンではSNSなどを対象とした新たな課税政策への反発から、大規模な反政府抗議活動が展開された。民衆の自由で平和なデモと政府側による弾圧、それに対するデモ隊の生き生きとした自己発現の様子は、8年前のいわゆる「アラブの春」を彷彿とさせる。本ワークショップでは、アラブの民衆パワーが今再び開花した背景を探り、アラブ「革命」の行く末を論じる。


【日時】
2019年12月15日(日)14:00-17:00
【場所】
明治大学リバティータワー7階1076教室
 https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
(アクセス)

※事前登録は不要です。当日リバティタワー1階ホールよりエレベーターで当該階へお越しください。
なお、席に限りがございますので、満席の場合は立ち見となる場合もございます。予めご了承ください。

【プログラム】

司会:横田貴之(明治大学 情報コミュニケーション学部)

14:00開会の挨拶

報告I 黒木英充 (東京外国語大学AA研)
「レバノン、160年越しの変革なるか―宗派体制・宗派主義の行方」

報告II 酒井啓子 (千葉大学 法政経学部)
「国民として立ち上がる――イラク10月革命と若者」

報告III栗田禎子 (千葉大学 文学部)
「スーダンの民衆革命――中東・アフリカにおける変革の展望と現代世界にとっての意義」

15:45-16:00休憩

16:00討論岡崎弘樹 (日本学術振興会特別研究員PD)
鷹木恵子 (桜美林大学 リベラルアーツ学群)

パネルディスカッション・質疑

【共催】

  • 科学研究費補助金 新学術領域研究「グローバル関係学」
     計画研究B01「規範とアイデンティティー」
     計画研究B03「広域ネットワーク」
  • 科学研究費補助金 基盤研究B「現代中東における政治と宗教――『アラブの春』以降のムスリム同胞団を事例に」
  • 東京外大AA研基幹研究「中東・イスラーム圏における分極化とその政治・社会・文化的背景」

【問合せ】千葉大学グローバル関係融合研究センター
Email: glblcrss*chiba-u.jp(*を@に代えてご利用ください)

関連研究計画:計画研究B01計画研究B03