ワークショップ「音楽とグローバル関係学」開催のご案内 (10月13日配信)

ワークショップ
「音楽とグローバル関係学」

【趣旨説明】
 音楽に国境はないと言われます。例えば、日本で良く知られている《蛍の光》のメロディーは、元々スコットランド民謡でありながら、明治期の日本で唱歌として導入されました。その同じ旋律が朝鮮半島や中国に伝わると、今度は「抵抗歌」や「愛国歌」として歌われるようになります。同一のメロディーが他の地域に伝播し、全く異なる文脈で用いられる。場合によっては、その音楽が人びとの心を揺さぶり、大きな政治変動を引き起こす。このワークショップでは、世界各地の事例を元に、音楽の持つパワーについて考えてみたいと思います。


【日時】
2019年11月10日(日)10:00-16:00
【会場】
東京大学(本郷キャンパス)東洋文化研究所 大会議室
 http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/(アクセス)

★プログラム★

【第1セッション】10:00~11:30

山本薫(慶応大学)
「中東におけるプロテストソングとしてのラップ」

山崎信一(東京大学)
「『ユーゴスラヴィア』の担い手としてのロック音楽」

輪島裕介(大阪大学)
「『世界の人びとに音楽の喜びを!』:日本とブラジルにおける国際歌謡祭」

【第2セッション】12:30~14:00

辻田真佐憲(作家・近現代史研究者)
「先駆的な洋楽受容としての君が代」

梶さやか(岩手大学)
「ナショナルな語りと歌いの伝播?:ポーランド国歌を例に」

福田義昭(大阪大学)
「アラブ諸国国歌研究の課題と展望:エジプト国歌の事例を中心に」

【コメントおよび総合討論】14:20~16:00

芝崎祐典(中央大学)
井上貴子(大東文化大学)

【主催】
科学研究費助成事業(新学術領域研究)「グローバル関係学」
B01班「規範とアイデンティティー」
B02班「越境的非国家ネットワーク」
【問合せ】
福田(hifukuda@seijo.ac.jp)

関連研究計画:計画研究B01計画研究B02