「グローバル関係学叢書シリーズ」第2巻 中間報告会のご案内(9月3日配信)

グローバル関係学関係者のみなさま

下記のとおり、「グローバル関係学叢書シリーズ」第2巻執筆予定者中間報告会を、東京外国語大学本郷サテライトで開催いたします。ご関心のあるみ皆さまのご参加をお待ちしております(当日の飛び込みでも全然かまいません)。
尚、本報告会は一般公開はしておりません。

9/22(日)12:00-18:00 5Fセミナールーム
9/23(月) 9:00-13:00 5Fセミナールーム


 東京外国語大学本郷サテライト アクセス
 http://www.tufs.ac.jp/abouttufs/contactus/hongou.html

報告者・第2巻分担章仮タイトル(岩波編集部バージョン)

22日
井上あえか「グローバルな危機の最前線、パキスタンの苦難」 モハメド・オマル・アブディン「グローバルな危機とスーダンのバシール政権」
岩坂将充「クルド問題――トルコ政府の対クルド政策の変遷」
松永泰行「世俗/宗教国家とエスノ宗派マイノリティ」
鈴木恵美(スカイプ参加)「リビア内戦の根源――重層的な対立とエジプトの介入」

23日
中山裕美「難民援助の資金的危機――湾岸アラブ諸国の支援をめぐって」
錦田愛子「シリア難民とゆらぐ国境――いかに受入国に「適応」しようとしたか」
稲永祐介「国家の土台に見え隠れする宗教――フランスのライシテと暴力」
総括討論

(一人当たり発表 40分、質疑応答20分を予定)

尚、英国スウォンジー大学のエメル・アクチャルさんの中間発表(「「地方に氾濫する新自由主義――地方チュニジアにおける統治性」」)は別途設定予定です。

問い合わせ
松永泰行 mat sunaga@tufs.ac.jp

第2巻 境界に現れる危機(編集:松永泰行)

国家と制度に関わる(制度的・社会的)「境界」面に着目しながら、「通時的な関係性の思いがけない錯綜」により起きている「グローバル関係学的な危機」を論じる。

序 章 国家と制度とグローバル危機の関係学
(松永泰行・東京外国語大学/稲永祐介・東京外国語大学)

Ⅰ 複雑な国内事情と境界

第1章 クルド問題――トルコ政府の対クルド政策の変遷
(岩坂将充・北海学園大学)

第2章 グローバルな危機の最前線、パキスタンの苦難
(井上あえか・就実大学)

第3章 リビア内戦の根源――重層的な対立とエジプトの介入
(鈴木恵美・早稲田大学、在シリア日本大使館)

第4章 グローバルな危機とスーダンのバシール政権
(モハメド・オマル・アブディン・学習院大学)

第5章 地方に氾濫する新自由主義――地方チュニジアにおける統治性
(エメル・アクチャル・スウォンジー大学)

Ⅱ 国家を越える境界

第6章 シリア難民とゆらぐ国境――いかに受入国に「適応」しようとしたか
(錦田愛子・慶応大学)

第7章 難民援助の資金的危機――湾岸アラブ諸国の支援をめぐって
(中山裕美・東京外国語大学)

第8章 国家の土台に見え隠れする宗教――フランスのライシテと暴力
(稲永祐介・東京外国語大学)

第9章 世俗/宗教国家とエスノ宗派マイノリティ
(松永泰行・東京外国語大学/ウムット・アザク・オカン大学)

関連研究計画:計画研究A01