国際シンポジウム 「アジアの農村の持続性・・・・・・都市と地方の共存共栄は可能か」(仮題)開催のご案内 (1月28日配信)
この度、科学研究費補助金 新学術領域研究「グローバル関係学」B03班「文明と広域ネットワーク」は、日本熱帯農業学会春季大会開催に合わせて、国際シンポジウム 「アジアの農村の持続性・・・・・・都市と地方の共存共栄は可能か」(仮題)を開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
- 【日時】
- 2019年3月16日土曜日 午後 14:00~17:30(予定)
- 【場所】
- 千葉大学環境健康フィールド科学センター(柏の葉キャンパス シーズホール)
http://www.fc.chiba-u.jp/access/access.htm(アクセス)
少子高齢化が進んでいるタイでは、政府が国家経済社会開発計画(2017-2021)において農業の近代化(バイオ・施設化)、省力化、IT化を進めようとしているが、従来から雇用労働力に頼っていた都市近郊の園芸農業などでは、既に労働力不足が大きな問題となっている。
一方で、タイの地方農村部では、人口のバンコク等都市への流出が止まらない。都市近郊農村の雇用労働力は、タイの地方農村部から、ミャンマー、カンボジア、ラオスなどからの出稼ぎ労働への依存が高まっているとされている。
その、ラオス、ミャンマー、ブータンなどでも山間部の農村からの人口流出が進んでおり、廃村が見られるようになっていると言われている。
本シンポジウムでは、日本や韓国を含むアジアにおける、農村からの人の移動・農業における労働力確保の実際の状況・課題を明らかにして、農村の持続性を高める方策、農村回帰の展望を検討する。
【司会】 安藤和雄氏(京都大学東南アジア地域研究研究所)(言語:日本語)
【プログラム】
- 14:00
- シンポジウムの目的説明 安藤和雄氏(京都大学東南アジア地域研究研究所)
- 14:05
- アジア的視点
- 「アジアの高齢者問題と農村問題」(仮題)
- 大泉啓一郎氏(日本総合研究所)
- 「若者の農村回帰の可能性」(仮題)
- Changhoo Chun氏(韓国・ソウル国立大学)
- 15:05
- 事例紹介
- 「ブータン―GNHという新しい展開を視野に入れて」
- 赤松芳郎氏(京都大学東南アジア地域研究研究所))
- 「ミャンマー―アジアでもっとも伝統的生活文化に生きる人々の変化」
- 竹田晋也氏(京都大学アジアアフリカ地域研究研究科)
- 15:25
- 日本とアジアをつなぐ
- 「マレーシアと日本における問題の共通性と大学の可能性」(仮題)
- 市川昌広氏(高知大学地域協働学部)
- 休憩 15分
- 16:10
- パネルディスカッション 60分
- 農業、農村の新しい価値と魅力
- 17:10
- 質疑応答
- 17:30
- まとめ 安藤和雄氏(5分)
関連研究計画:計画研究B03