国際ワークショップ「トランスナショナル運動としての『ムサーワー(Musawah)』――ムスリム家族内の平等関係の構築に向けた取り組み」開催のご案内 (12月4日配信)

グローバル関係学科研×イスラーム・ジェンダー学科研 合同国際ワークショップ
トランスナショナル運動としての「ムサーワー(Musawah)」
――ムスリム家族内の平等関係の構築に向けた取り組み――

現代のムスリムの家族関係を規定する家族法では、古典イスラーム法からの強い影響もあり、婚姻や離婚、親子関係、相続などについて、女性に不利な解釈や実践が行われている場合が少なくない。「ムサーワー」はこの状況から生じるムスリム家族内の関係の不均衡を是正するために、2009年に始まった運動である。NGO、活動家、研究者、法実務家、政治家、その他の女性や男性が、世界中から参加している。

本ワークショップでは、ムサーワー運動をはじめトランスナショナルに展開する取り組みに注目し、それらが直面する困難やその未来の可能性について考えていく。


【日時】
2018年12月18日(火)14:00-17:30(開場12:30)
【場所】
東京大学 東洋文化研究所 3階大会議室
 http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html(アクセス)
【言語】
英語

【プログラム】

14:00
主旨説明および登壇者紹介 後藤絵美氏(東京大学)
14:10
講演:クラウディア・デリクス氏(ベルリン・フンボルト大学)
「トランスナショナル運動としての「ムサーワー(Musawah)」――ムスリム家族内の平等関係の構築に向けた取り組み」
“Transnational Advocacy for Equality in the Muslim Family- the example of the ‘Musawah’ movement”
15:10
コメント:鷹木恵子氏(桜美林大学)
15:30
質疑応答・議論
16:45
閉会

【ウェブページ】
https://asnet-utokyo.jp/studies/event/4910 (和文)
https://asnet-utokyo.jp/studies/event/4910?lang=en (English)

【主催】

  • 新学術領域研究 グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて―関係性中心の融合型人文社会科学の確立(代表:酒井啓子) B01班「規範とアイデンティティ」
  • 科研基盤A イスラーム・ジェンダー学の構築のための基礎的総合的研究(代表:長沢栄治)

【共催】

  • 東京大学 東洋文化研究所、日本・アジアに関する教育研究ネットワーク(ASNET)

【お問い合わせ先】 emi-gto@ioc.u-tokyo.ac.jp (@を半角に)

関連研究計画:計画研究B01