シンポジウム「シリア 殺戮と破壊を生きる-絶望の中に紡ぐ希望-」開催のご案内 (3月31日配信)

シンポジウム
「シリア 殺戮と破壊を生きる-絶望の中に紡ぐ希望-」

 B01班「規範とアイデンティティ」では、シリアのパレスチナ難民キャンプ出身のピアニスト、エイハム・アドハムさんの来日公演に関連し、公開シンポジウムを共催いたします。
 瓦礫が広がるヤルムーク・キャンプの路上でピアノを弾くエイハムさんの映像は、インターネットを通じて世界中の注目を集めました。その後、ISに占拠されたキャンプから逃れ、ドイツに渡ったエイハムさんが今回、初来日し、演奏会と講演を行います。
お問い合わせは standwithsyria.j@gmail.comまで。来日スケジュールの詳細はウェブサイト(https://standwithsyriajp.com/2018/03/05/エイハム・アハマド来日イベント/ )でご確認ください。

【日時】
2018年4月14日(土)13:30-17:30
【会場】
東京大学駒場キャンパス13号館 1323教室
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_12_j.html(キャンパスマップ)
【主催】
Stand with Syria Japan -SSJ
【共催】
科学研究費補助金 新学術領域研究 計画研究B01「規範とアイデンティティ:社会的紐帯とナショナリズムの間」
【後援】
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR-Japan)
国際人権NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)
東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム(HSP)
早稲田大学文学部 中東・イスラーム研究コース
【予約】
不要、入場無料

【プログラム】

13:30
開会挨拶:キハラハント愛 東京大学大学院准教授
13:40
趣旨説明:山田一竹 Stand with Syria Japan 代表
第1部:基調講演
13:50
黒木英充 氏(東京外国語大学教授)
「シリア内戦の構造:歴史研究の視点から」
14:20 休憩
第2部:シリア危機の前線
14:30
川上泰徳 氏(中東ジャーナリスト)「シリアと日本をつなぐ市民の視点」
15:00
エイハム・アハマド氏を追った愛と苦悩のドキュメンタリー 特別上映
シリアの戦火から逃れたエイハム・アハマド氏が異国の地ドイツで葛藤を抱え、苦難に遭遇しながらも仲間と共に懸命に生きる姿を捉えた密着ドキュメンタリー。同時に、難民排斥運動が勢いづく中、ドイツで生きるシリア難民たちが直面する苦悩と希望を見事に映し出した作品。
15:50 休憩
第3部:特別トークセッション
16:00
エイハム・アハマド 氏 × 山本薫 氏(アラブ文学者)
「非暴力の抵抗-芸術の力」
16:45
質疑応答:黒木氏・川上氏・エイハム氏・山本氏
17:15
おわりに:山田一竹 「8年目のシリア危機:今、希望を紡ぐということ」
17:30 閉会

関連研究計画:計画研究B01