計画研究A02分担者会議を開催(東京外国語大学・本郷サテライト)(6月13日配信)

 2017年6月10日(土)に計画研究A02分担者会議を東京外国語大学・本郷サテライトで開催しました。
会合で議論された内容は以下のとおり。

  • 地域統合とは、国境障壁が削減され、政治的・経済的な何らかの結びつき(制度的・非公式を問わず)が国境を越えた地域において進む現象およびその結果創出する主体ととらえてはどうか。
  • その上で、地域統合と「関係性」に関する学理を構築するための意見交換を行った。
  • その際、関係性を示す「ソシオン」(社会心理学で用いられる関係性を示す概念)による図式化を活用することを検討してみたい。
  • 国家というものを「メソ」の主体として主軸にする代わりに、「マクロ的影響→国家←ミクロ的影響」というように、様々な階層からの影響として国家のあり方が規定されるととらえることが適切ではないか、といった議論がなされた。

関連研究計画:A02 政治経済的地域統合