ヨーロッパ政治史・比較政治/法政経学部/法政策実証班/政策提言部会/◎研究の統括
水島治郎『反転する福祉国家-オランダモデルの光と影』岩波書店,2012年,全254頁
#同書は,福祉国家の再編と「公正」概念の転換を描き,2014年3月に福祉研究の単著を表彰する損保ジャパン記念財団賞の受賞作品となった。審査講評に「政治過程の激動を織り込んだ「光と影」に関するきわめて興味深い論述がされていると非常に高く評価された」とある。同書の書評は,『日本経済新聞』『毎日新聞』『海外社会保障研究』『週刊社会保障』『生活経済政策』『エコノミスト』ほか多分野から計11種類刊行され,幅広い関心を呼んだ。現在,学術書として異例の3刷となっている。
水島治郎「ワーク・ライフ・バランス-『健康で豊かな生活のための時間』を目指して(183-205頁)
齋藤純一,宮本太郎,近藤康史編『社会保障と福祉国家のゆくえ』ナカニシヤ出版,2011年。
水島治郎「新たな労働のあり方を求めて(1-10頁)」
「雇用多様化と格差是正-オランダにおけるパートタイム労働の『正規化』と女性就労(251-270頁)」安孫子誠男, 水島治郎編『労働-公共性と労働-福祉ネクサス』勁草書房,2010年,総292頁。